こんにちは!今回は「胸郭出口症候群」についてお話しします。名前だけ聞くと、「なんだか難しそう…」と思うかもしれませんが、実は意外と身近な症状です。特に、トレーニングを頑張っている人やデスクワークが多い人は要注意!
分かりやすく解説していくので、リラックスしながら読んでくださいね。
胸郭出口症候群ってどんな症状?
まず、「胸郭出口」ってどこやねん、という話ですが、これは首から腕に向かう神経や血管が通る重要なポイントのこと。胸の上の方、鎖骨の下あたりを指します。ここで神経や血管が圧迫されると、腕のしびれやだるさ、場合によっては手の冷えまで引き起こすのが「胸郭出口症候群」です。
この症状、別名「腕のトンネル渋滞」とでも言いましょうか。腕に向かう大事な通り道が狭くなって、神経や血管が「ちょっと通れないんだけど!」と悲鳴を上げる状態です。
主な症状
✔ 首や肩のコリがひどい
✔ 腕がしびれる、だるい
✔ 手が冷える、血色が悪い
✔ 握力が落ちる、細かい作業がしにくい
特に、長時間デスクワークをする人や、スマホをずーっと見ている人、そしてトレーニングで肩周りの筋肉を鍛えすぎた人に多いのが特徴です。
なぜ胸郭出口で渋滞が起こるの?
胸郭出口症候群の原因は大きく分けて3つ。
① 斜角筋(しゃかくきん)が硬い
斜角筋とは首の側面にある筋肉で、ここがガチガチに硬くなると神経や血管を圧迫します。特に、スマホ首やデスクワークの姿勢が悪い人は要注意!
例えるなら…
首の筋肉が「満員電車のドアを無理やり閉める駅員さん」みたいな状態。無理に詰め込んだせいで、神経や血管がギュウギュウになってしまうのです。
② 小胸筋(しょうきょうきん)が硬い
胸の奥にある小さな筋肉ですが、ここが硬くなると鎖骨の下を通る神経や血管が圧迫されます。
特に、ベンチプレスや腕立て伏せを頑張りすぎた人、デスクワークで猫背になっている人に多いですね。
例えるなら…
小胸筋は「意地悪な関所の門番」。本来スムーズに通れるはずの神経や血管に「通行手形は持っているのか?」といちゃもんをつけて、通れなくしているのです。
③ 鎖骨と第一肋骨の間が狭くなる
肩をすくめるクセがある人や、ストレスで無意識に肩を緊張させている人は、鎖骨と肋骨の間が狭くなり、神経や血管を圧迫します。
例えるなら…
トンネル工事のミスで天井が低くなり、車がぶつかってしまうような状態。通り道が狭くなれば、そりゃあ流れが悪くなるのも当然です。
トレーニングとの関係:鍛えすぎも落とし穴!?
トレーニング好きな人にとっては、「鍛えてるのに体が痛くなるなんて!」 と思うかもしれません。実は、筋肉をつけすぎることで胸郭出口症候群を引き起こしてしまうことがあるんです。
要注意のトレーニング種目
✔ ベンチプレス・腕立て伏せ → 小胸筋が硬くなりやすい
✔ シュラッグ(肩をすくめる動作) → 斜角筋が緊張しやすい
✔ 肩周りの筋肥大を狙った種目(特にフロントレイズやアップライトロウ) → 鎖骨周辺が詰まりやすい
特に「筋トレで肩こり解消だ!」と意気込んでいる人は、小胸筋や斜角筋が硬くならないように、しっかりケアするのが大事です。
予防&改善策:ストレッチと姿勢を見直そう!
① 斜角筋ストレッチ
- 片手を背中側に回す
- 反対側に首を倒し、少し後ろに傾ける
- 30秒キープ×3セット
② 小胸筋ストレッチ
- 壁に片手をつき、腕を伸ばす
- 体を反対側にひねる
- 30秒キープ×3セット
③ 肩甲骨を動かすエクササイズ
肩甲骨をしっかり動かすことで、神経や血管の流れがスムーズになります。バンザイをするように腕を上げ下げするだけでも効果的!
まとめ:鍛えるだけじゃなく、ケアも大事!
胸郭出口症候群は、デスクワークが多い人やトレーニング好きな人ほどなりやすい症状。
✔ 姿勢の悪さ
✔ 筋肉の硬さ
✔ 鍛えすぎ
これらが原因で神経や血管が圧迫されてしまいます。せっかく鍛えた筋肉も、腕がしびれてしまっては本末転倒!「鍛える+ケア」のバランスが大事ですよ。
もし「これ、もしかして自分のことかも?」と思ったら、ストレッチを取り入れたり、鍼灸やマッサージでケアするのもおすすめです。トレーニングを頑張るのは素晴らしいことですが、無理をしすぎず、体のメンテナンスもしっかりしていきましょう!