こんにちは!鍼灸師のTERAです。
突然ですが、あなたは今、どんな姿勢でこのブログを読んでいますか?
スマホやパソコンの画面にぐっと顔を近づけて、背中が丸くなっていませんか?
……え?図星ですって?
大丈夫です。実は、現代人の多くが「猫背」という進化(?)を遂げてしまっているんです。今日は、そんな猫背について解説し、改善のヒントをお伝えしていきます。
猫背はなぜ「猫」なのか?
まず気になるのが、「なぜ猫?」ということですよね。
確かに、猫って背中を丸めることが得意な動物です。伸びをするときも、ジャンプするときも、背中をぐいっと曲げたり伸ばしたり。まるでしなやかなアスリートです。
でも、私たち人間が猫背になると……
・なんだか疲れやすい
・肩こりや首こりがひどい
・老けて見える
・お腹がぽっこりしてくる
など、残念なことばかり。
猫のようにしなやかでかっこよく動けるならいいんですが、実際は「ただの悪い姿勢」になってしまうんですよね。これが「猫背」という名前の由来なのかもしれません(諸説あり)。
猫背が引き起こす地味にツライ問題たち
では、猫背でいることでどんな問題が起こるのでしょうか?
1. 見た目が老ける(もしくはやる気がない人に見える)
背中が丸まると、なんだか元気がない印象になりませんか?
街を歩いていると、シャキッとした人は若々しく見え、背中を丸めて歩いている人は実年齢より老けて見えることが多いんです。
また、猫背の姿勢だと胸が縮こまり、呼吸が浅くなります。そうすると、体に十分な酸素が行き渡らず、疲れやすくなるんです。だから「やる気がなさそう」と思われることも。
2. 肩こり・首こり・頭痛の原因に
猫背の人は、だいたい頭が前に出ています。この状態、実は首や肩にとんでもない負担をかけているんです。
頭の重さは成人で約5kg。それが前に出ると、支える首や肩の筋肉が「おいおい、もっとちゃんとバランスとってくれよ!」と悲鳴をあげます。
その結果、肩こり・首こり・頭痛が発生。ひどくなると、ストレートネック(スマホ首)になることも……!
3. お腹ぽっこり&代謝低下
猫背になると、骨盤が後ろに傾きやすくなります。そうすると、腹筋がサボりがちになり、お腹がぽっこり出てきてしまうんです。
さらに、姿勢が悪いと内臓の位置が下がり、消化機能の低下や代謝の低下にもつながります。つまり、「太りやすい体」になってしまうということ。
ダイエットを頑張っても、猫背のままだと効果が半減する可能性があるんですね。
猫背チェック!あなたは大丈夫?
ここで、簡単にできる「猫背チェック」をしてみましょう!
《セルフ猫背チェック》
- 壁に背中をつけて立つ(かかと、お尻、背中をつける)
- 頭も無理なく壁につくかチェック!
→ 頭が壁につかない人は、猫背の可能性大!
また、普段の姿勢でこんな特徴がある人も要注意です。
✅ スマホを長時間使っている
✅ デスクワークが多い
✅ 気づくと背中が丸まっている
✅ 肩こりや首こりがひどい
✅ なんとなく疲れやすい
当てはまる項目が多いほど、猫背の可能性が高いですよ!
猫背改善!今すぐできる簡単ストレッチ
では、どうすれば猫背を改善できるのでしょうか?
1. 肩甲骨ストレッチ
猫背の人は肩甲骨周りがガチガチになりがち。肩甲骨を動かすことで、背中がスッキリしてきます。
やり方
① 背中で両手を組み、肩甲骨を寄せる
② そのまま10秒キープ
③ ゆっくり戻す
※無理せず気持ちいい範囲で!
2. 胸を開くストレッチ
胸の筋肉が縮こまると、猫背になりやすくなります。胸を開いて、呼吸を深くしましょう!
やり方
① 壁に片手をつき、胸を開く
② そのまま30秒キープ(左右)
これだけでも、胸が開きやすくなりますよ!
3. お腹を引き締めるドローイン
猫背の改善には、体幹を鍛えることも大切です。
やり方
① 鼻から息を吸い、お腹をふくらませる
② 口から息を吐きながら、お腹をぐっと引っ込める
③ そのまま10秒キープ
毎日少しずつ続けるだけで、姿勢が変わってきますよ!
まとめ
猫背は、放っておくと肩こり・腰痛・老け見え・ぽっこりお腹……と、いろいろな問題を引き起こします。
でも、ちょっとした意識とストレッチで改善できます!
スマホやPCを使うときの姿勢を見直し、少しずつストレッチやエクササイズを取り入れてみてください。
「もう私の猫背は手遅れかも……」なんて思っているあなた!
大丈夫、猫背はクセみたいなものなので、意識して動けば必ず改善します。
一緒に「脱・猫背」を目指していきましょう!
それでは、また!

