こんにちは!
肩甲骨ラバーの皆さん、今日も元気に肩回してますか?
「肩甲骨をぐるぐる回すと、なんかゴリゴリ音がする…」
「人前で回すと、ちょっと恥ずかしいくらい響く…」
「これって、もしかして…中で何かが壊れてる!?」
そんな風に思ったこと、ありませんか?
今回は、そんな“ゴリゴリ肩甲骨音”の正体を、プロの目線で解き明かしていきます。
そもそも肩甲骨ってどこにある?
まず、「肩甲骨ってどこ?」という人のために、軽くおさらい。
肩甲骨は、背中の上の方、左右に1枚ずつある“平べったい骨”です。
この骨、ただの板じゃありません。実は肩や腕をスムーズに動かすために超重要なパーツ。
しかも、筋肉や腱と連携プレイをしながら、あなたの日々の動作をサポートしてるんです。
そう、肩甲骨って、実は“背中の司令塔”なんです。
で、本題。あのゴリゴリ音の正体は?
さて、肩甲骨を回すと「ゴリゴリ」「コリコリ」「ジャリジャリ」…いろんな音が鳴る人がいます。
この音、医学的には“関節音”や“軋轢音(あつれきおん)”と呼ばれます。
なんか名前だけで強そうですね。ゴリゴリ界のラスボス感あります。
音の原因その1:筋肉のコリや癒着
これは一番多い原因です。
肩甲骨の周囲には、肩や背中を動かす筋肉がモリモリ存在しています。
肩こり・猫背・運動不足などでこれらの筋肉が硬くなったり、筋膜が癒着したりすると、肩甲骨を回すときに「引っかかり」が出て、あの“ゴリゴリ”音が発生します。
わかりやすく言うと、油の切れた自転車のチェーンみたいなもんです。
ギギギ…って感じ。体もメンテナンス、大事ですよ!
音の原因その2:関節の摩擦音
肩甲骨は「肩甲胸郭関節」という、ちょっと変わった関節を使って肋骨の上を滑るように動いています。
その滑りが悪いと、骨と骨が擦れて音が鳴ることも。
特に年齢を重ねたり、姿勢が悪かったりすると、この“滑り”がスムーズじゃなくなってゴリゴリ言い出します。
いわば、あなたの肩甲骨は“滑り台の上の子ども”みたいなもの。
滑りが悪いと「キャー!」じゃなくて「ギギギ…」になります。
音の原因その3:肩甲骨の位置ズレ(運動パターンの乱れ)
肩甲骨って、じつは自由自在に動くのが理想。
でも現代人は、スマホ・PC・デスクワーク・Netflix…すべての生活習慣が“猫背製造機”みたいなもの。
結果として肩甲骨の動きが制限され、変な位置で動いて「ゴリゴリ」鳴るようになるんです。
例えるなら、正しいレールから外れた電車がガタガタ鳴ってるような状態ですね。
ゴリゴリ鳴るとき、どうすればいいの?
その1:動かし続けてOKなケース
ゴリゴリ鳴るけど、痛みがない、可動域も問題ないなら、基本的に心配いりません。
ただの“サビ落とし”みたいなもので、逆に動かしたほうが改善することも多いです。
ただし!
勢いよくグルングルン回すと、筋肉や腱を痛めるのでご注意を。
「優しく、なめらかに、丁寧に」を心がけましょう。
まるで高級ワイングラスを洗うように、です。
(回しながら「シャトー肩甲骨2003年もの…」とかつぶやいてもOK)
その2:注意が必要なケース
・ゴリゴリ音と同時に痛みがある
・可動域が狭くなってきている
・夜中にうずくような痛みがある
こんな場合は、要注意。
筋肉や腱に炎症がある、あるいは関節に問題がある可能性があります。
整形外科や、経験豊富な鍼灸・整体師に一度みてもらいましょう。
早めのケアが、未来の自分を助けてくれます。
ゴリゴリ予防におすすめのセルフケア
「肩甲骨美人になりたい!」
そんなあなたのために、簡単なセルフケアをご紹介。
1. 肩甲骨ぐるぐる体操
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両手を肩にのせて、肘で大きな円を描くように前回し10回、後ろ回し10回
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背中で肩甲骨を「ギューッ」と寄せる動きを10秒キープ×3回
肩甲骨周りの血流を促進し、サビを落としてくれます。
2. テニスボールでコリ取りマッサージ
テニスボールを肩甲骨の内側(背骨側)にあて、壁に寄りかかってコロコロ。
「痛気持ちいい」くらいがベスト。これだけでもだいぶ楽になります!
※強くやりすぎるとアザになるのでご注意。
最後にひとこと
肩甲骨のゴリゴリ音。
放っておいてもいい場合も多いですが、体からの“ちょっとしたサイン”であることも確か。
定期的に動かして、筋肉や関節の滑りを良くしておくことが、快適な毎日への第一歩です。
そして何より、肩甲骨がよく動くと「呼吸が深くなる」「肩こりが減る」「姿勢が良くなる」など、良いことずくめ!
ぜひ今日から、“ゴリゴリ撲滅活動”、始めてみてくださいね。

