こんにちは!リラクゼーション、治療院業界で約20年の経験を積んできた私ですが、今日はよく聞かれる質問にお答えしたいと思います。
「整骨院と整体院って何が違うんですか?」
この質問、実はかなり多いです。患者さんだけでなく、医療やリラクゼーション業界に関わる人でも意外とあやふやなことがあります。
そこで今日は、整骨院と整体院の違いをわかりやすく説明していきます!
1. まずはザックリ違いを説明!
整骨院と整体院、名前は似ていますが、実は全く違うものなんです。簡単に言うと……
- 整骨院 → 国家資格を持った先生が施術する、ケガや痛みに特化した治療施設
- 整体院 → 民間資格や独自の技術で体のバランスを整えるリラクゼーション&コンディショニング施設
うーん、まだピンとこないですね。例えるなら……
- 整骨院は、医者ではないけど公認の「町のお医者さん」
- 整体院は、腕のいい「職人」や「エステティシャン」
どちらも体の不調を改善する目的は同じですが、アプローチや資格に違いがあります。
2. 免許の有無:国家資格 VS 民間資格
整骨院の先生(柔道整復師)は、国家試験に合格して**「柔道整復師」**という資格を持っています。つまり、ちゃんとした公認のプロフェッショナル!
一方で、整体院の先生は特定の国家資格を持っているわけではなく、民間資格や独自の技術で施術を行っています。
ここでわかりやすい例えをしてみましょう!
整骨院の先生(柔道整復師) → 免許を持って運転するタクシーの運転手
整体院の先生 → 運転はうまいけど、免許は持っていないカートのドライバー
どちらも運転技術はあるかもしれませんが、ルールに基づいているかどうか、という点で違いがあります。
理学療法士や柔道整復師などの有資格者でも「整体院」という看板でやっている方もいます!
3. 保険が使える?使えない?
整骨院では、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷(肉離れ)などの急性のケガに対して、健康保険が使えます。ただし、肩こりや慢性的な腰痛などは適用外です。
一方で、整体院は基本的に自費施術オンリー。健康保険は使えません。
ここでまた例えを!
整骨院 → 「会社の経費で落ちる出張」みたいなもの(保険適用)
整体院 → 「完全プライベート旅行」(全部自己負担)
整骨院では一部の施術費用を保険でカバーできますが、整体院はすべて自費という点が大きな違いですね。
4. 施術方法の違い
整骨院では、柔道整復師が骨折や捻挫などの外傷に対応し、電気治療、包帯固定、テーピングなどの施術を行います。
整体院では、体の歪みを整えることを目的に、もみほぐし、ストレッチ、骨格矯正などを行います。
これをスポーツに例えると……
整骨院 → サッカーの試合中にケガをして、チームドクターがすぐ処置をする感じ(応急処置&リハビリ)
整体院 → ケガをしにくい体作りのために、フィジカルトレーナーが体を整える感じ(コンディショニング)
どちらも大切な役割ですが、目的が少し違いますね。
5. どっちに行けばいいの?
ここまで読んで「じゃあ、自分はどっちに行けばいいの?」と思った方も多いはず!
整骨院がおすすめな人
✅ ケガをしてしまった(骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れ)
✅ 保険を使って治療を受けたい
✅ スポーツでのケガをしっかり治したい
整体院がおすすめな人
✅ 慢性的な肩こりや腰痛に悩んでいる
✅ 猫背や骨盤の歪みが気になる
✅ 疲れを取りたい、リラックスしたい
簡単に言えば、「痛くて動けない!」なら整骨院、「なんとなくだるいな~」なら整体院というイメージですね!
6. 結局、どちらも大事!
ここまで整骨院と整体院の違いを説明してきましたが、結局のところ、どちらも大切な役割を持っています。
整骨院は「治療」に強く、整体院は「予防」や「調整」に強い。
つまり……
整骨院 → 火がついたら消火する(ケガを治す)
整体院 → 火がつかないようにメンテナンスする(体を整える)
という関係です。どちらが良い・悪いではなく、自分の体の状態に合わせて使い分けるのが大切ですね!
まとめ:あなたの体に合った選択を!
整骨院と整体院の違いをざっくりまとめると……
項目 | 整骨院 | 整体院 |
---|---|---|
資格 | 国家資格(柔道整復師) | 民間資格や無資格もあり |
保険 | ケガなら保険適用 | 自費のみ |
施術 | 外傷治療、電気治療、固定 | 骨格矯正、もみほぐし |
目的 | ケガを治す | 体のバランスを整える |
これで、整骨院と整体院の違いがバッチリわかりましたね!
あなたの体の状態に合った施術を選んで、健康な毎日を送りましょう!